【税金のお悩み相談#2】ふるさと納税の減税額が思っていたより少ないのですが、損してしまったのでしょうか？

住民税から減税された金額が、ふるさと納税をした金額よりも少ない金額だったのですね

必ずしも限度額を超えてしまったとは限らないので、どうして住民税の減税額が少ないのかを一緒にチェックしていきましょう

落ち着いて１つずつ内容を確認していきましょう

相談者様は、確定申告はされていますか？

その際に、ふるさと納税の寄付金額をもれなく記載していますか？

残念ですが、ふるさと納税をした全額が減税されるわけではありませんよ

限度額以内であれば、ふるさと納税の減税額は、寄付金額から2千円を引いた金額が控除されます

ふるさと納税は、住民税からの減税額が、ほかの寄付金控除と比べると高く設定されています

また、ふるさと納税では、各自治体から返礼品をもらえるので、トータルで見ればお得な制度ですよ

相談者様の場合、住民税からの減税額が少なくなっている原因は、確定申告をしたことにあります

そうではなく、確定申告をすると、所得税と住民税の両方からそれぞれ減税されます

住民税だけではなく所得税の状況も確認しないと、適切に減税されているかがわかりませんよ

確定申告書も一緒に見比べてみましょう

所得税での減税額は、ふるさと納税適用前➖ふるさと納税適用後の所得税額

81,680円➖79,791円🟰1,889円

住民税の減税額は、35,112円

合計すると、約3.7万円になりますね

ワンストップ特例を受けている方は、住民税の通知書だけで確認できますが、確定申告した方は、両方確認する必要がありますよ

今年の分の限度額を確認したいということなら、楽天市場ふるさと納税詳細版シミュレーターがおすすめですよ

昨年行なったふるさと納税の限度額ということであれば、次のような方法があります

確実な方法の１つとしては、自治体の住民税担当部署へ問い合わせすることです

住民税を計算しているのは自治体なので、限度額を超えているかどうかは確認できると思います

それは難しいと思います

自治体で確認できるのは、すでに課税された住民税の計算に関する範囲だけになる可能性が高いです

今年の限度額は、ふるさと納税シミュレーターを使って、ご自身で確認していただく必要がありますね

個人情報保護のため、電話だと回答してもらえない自治体があるかもしれません

できれば住民税の通知書を持参して、窓口で確認されるのが確実だと思いますよ

すべての自治体ではありませんが、住民税シミュレーションシステムが自治体ホームページで公開されています

本来は、住民税申告書を作成するためのシステムのようですが、ふるさと納税の限度額なども確認することができます

私も住民税の検算に使いましたが、精度は高いですよ

以前に、住民税シミュレーションシステムについて紹介しているので、ご覧になってみてください

入力に関しては、思いのほか難しくないですよ

ふるさと納税の減税額が少ない理由は、いくつものパターンがあります

不安なときは、自治体へ問い合わせなどをして、減税額が正しいかを確認してみてください